管理栄養士の宮崎あきこです。
秋も深まりお出かけするには最適な季節ですね!
先日、子育て真っ只中の新米ママに会い、子どもと児童館デビューをした話を聞きました。
その新米ママが行く児童館はいつも閑散としていて、せっかく足を運んでも母子二人で
ポツンと時間を過ごすことが多いそうです。
彼女は地域のコミュニティに参加できず、
子育てが母子密着になる事にストレスを感じていました。
もちろん地域差があることだと思いますが、昔に比べて子どもの遊び場も変化しているのでしょうか。
現代の子どもたちは、
遊ぶための大切な要素である三間(空間・時間・仲間)が足りないと言われています。
安全に遊べる空間に仲間がいて、さらにそこに費やす時間がなければ、
子どもたちの遊びは保障されません。
私の小学生時代は、
公園まで行かずともその辺の道端や空き地に自然と子どもが集まり、
みんなで日が暮れるまで遊んだものです。
真っ赤な夕日に赤とんぼ、もっともっと遊んでいたくて、いつも夕暮れ時は寂しい気持ちでいっぱいになりました。
今は放課後にランドセルをぽい!と置いて、戸外で遊ぶ子どもは少ないのでしょうか?
塾や習い事で多忙な子どもたちが、時間を気にせず安全に遊べる場所というのは減っているのかもしれません。
群れて遊ぶことが減ると、ガキ大将的なリーダーも存在しないのかもしれませんね。
昔はリーダーを中心に遊びから悪巧みに発展し、
近所のおばさんにこっぴどく怒られていましたが、今はそんな光景も見られなくなりました。
どこまでがいたずらでどこからが社会規範に反することなのか、近所の怖いおじさん、
おばさんが教えてくれ、地域で子どもを育ててくれたように思います。
子育て支援の充実や学童保育の拡充も大切ですが、もっと基本的な、
子ども達が地域の方々と触れ合い、地域の中で育つ取り組み作りが必要ですね。