• 健康
  • 2018.02.02

ダイエット

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気がつけばもう2月に入りました。

「年末から食べ過ぎた重い体をどうにかしたい!」、

「今年こそは!」とダイエットを考えている人も多いのではないでしょうか?(私もお仲間です!)

 

毎年、医学的な根拠なしにブームとなり消えていく“◯◯ダイエット法”。

ここ数年は“糖質制限ダイエット”が流行りましたね。

糖質制限は確かに内臓脂肪を減らし、お腹周りも体重もスリムにしてくれます。

 

しかし、極端な糖質制限は長期的な有効性や安全性が確認されていません。

またおかずメインの食事となるため、当然バランス的には高タンパク・高脂肪食となります。

 

このような食事を続けると血液中のLDLコレステロールが増え動脈硬化が進み、

心臓や脳などの血管疾患の原因となる可能性が臨床的にも示唆されています。

 

糖質を制限し血糖値をコントロールすることは、肥満を防ぎ生活習慣病の予防につながるかもしれません。

ただ、行き過ぎた制限は必ずしも生活習慣病の予防にはならないのです。

 

日本人の伝統的な食文化である「和食」が世界で注目されている中、

和食のメインとなるご飯を抜きバランスを欠いた食事をすることは日本人として悲しいものです。

 

糖質(できれば玄米など精製度の低い穀物)を主食にして、

大豆・魚・野菜を豊富に取り入れた和食の素晴らしさを今一度見直してみてはいかがでしょうか?
と、書きながらも・・・実は私も興味本位で糖質制限ダイエット(夕食のみ)を試みたことがあります。

 

簡単に痩せてダイエットを終え、その後の体重も栄養士の意地でキープしましたが・・

長期的には筋肉量が減り代謝が落ちてしまったため、むしろ太りやすい身体に・・・。

体重が目に見えて落ちていく事ほどモチベーションを維持できることはありません。気持ちは大いに分かります(笑)!

 

ですが、不健康ですし、糖質を抜くと夜中にお腹が減るし、何よりストレスが溜まりました!

歳を重ねるほど美味しいものは我慢したくありません、限りある命です。

 

無理な我慢をしないため、なるべく正しい知識を持った上で、食べるべきか、食べざるべきかを考えてみませんか?

決して、消費者を惑わせるメディアからの非科学的な情報を鵜呑みにするのはやめましょう。